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【2019/1/20開催】ICTを支える「考え方」シリーズ:S08 論理学の考え方 (根拠を説明する技術)

2019.01.05
みなさま!こんにちは!!

今回は、ICTを支える「考え方」シリーズです!!!

主催 : eLV勉強会



ハッシュタグ :#eLV勉強会 #ICTを支える考え方

募集内容

一般枠(2018年12月20日の平日版に参加された方は,S08日曜版が1回無料になります.)

2000円(会場払い)




「ICTを支える『考え方』シリーズ」は,どのトピックから参加されてもOK :-) な構成となっていますので,はじめての方も,ぜひご参加ください.

※考え方シリーズには,これまでに,IT業界の皆様のみならず,学生の方から,(元&現役)大学教授の方まで,多彩な方々,のべ700名様を超えるご参加をいただき,おかげさまで,シリーズの全体像に近いコンテンツを揃えることができました。そのためか,全トピックのつながりを再確認したい,といったご要望もあり,より探究を深めていただくため,また,これまで無理をしてご参加いただいていた遠方の方々のご負担を少しでも軽減するため,2019年より,各トピックの休日少人数版を,繰り返し開催予定です。開催のお知らせは,引き続き,eLVイベントページ(Connpass)にて行い,旧eLVイベントページ(Doorkeeper)ご利用の方には,別途ご連絡予定です。



お申し込みはこちら



◆論理学について(根拠を説明する技術)

自分は正しい,という思い込みほど,恐ろしいものはない。
- Michael Faraday ( 1791-1867 ) 

本当に大切なものは,目には見えない。
- Antoine de Saint-Exupéry. Le Petit Prince.


説得,提案,アドバイス,批評,判決,診断,計算,予測,恋愛… 結論が正しいと思った時も,結論が間違っていると思った時も,明確な説明をしたいけれど,難しい.そんなあなたに,すべての人に平等で,永遠のルール,それが,論理学の成果です。

論理学(Logic)は,「前提から結論に至る理由の妥当性」を研究する学問分野。思考の中に,"自然"で,矛盾のない世界を構成するために発見された,ルールの集合であり,他の学問分野すべてを支え,その応用範囲は,世界のすべてです。

一方で,論理のかたちは,とてもシンプルです.論理は,「前提 → 理由 → 結論」というかたちで表現でき,「理由」は,前提を入力として,結論を出力する,関数(推論規則)です。そして,すべての論理(証明)は,関数(推論規則)の合成(関数をつなぎ合わせること)によって構成されます。

近年のIT業界が,関数の合成を論ずる圏論(数学の理論.Category theory.)に目を付け,クラウド,IoT,人工知能などにおける,ビッグデータ処理の理論的保証を得たことと,論理のかたちが合成できることは,偶然の一致ではありません。これも近年,メジャーなプログラミング言語がこぞって採用した,ラムダ抽象(関数型プログラミング言語の基礎)を,論理のかたちとして捉えることができるのも,偶然の一致ではありません。数学ではなく,言語学がご専門のノーム・チョムスキー氏が,計算理論(数学)の形式体系を定義し,数学界に受け入れられたことも,偶然ではありません。人間の都合により,異なるように見える分野のすべては,論理学の領域であり,論理学によって,つなげることができ,新たな発明・発見の源となるのです。論理学的成果の再発見が,IT業界を育てた,といっても過言ではありません。

すべての人に平等な,論理というルールを知ったうえで,証明したいことを証明したり,行動と経験によって得たものを理解したり,説明したりすることが,自分の人生と,周囲の人々の人生を,豊かにしてくれるのではないでしょうか。ファラデーや,星の王子さまのように。


 

◆ICTを支える「考え方」シリーズと,勉強会資料について.

知性の真の姿は,知識ではなく,考えを組み立てる力です。 - Albert Einstein

「ICTを支える『考え方』シリーズ」のページ では,シリーズ全体の解説,各トピックの解説,過去開催分の勉強会資料,および,参加者の皆様の声をお届けしていますので,ぜひ,ご参照ください。本シリーズでは,過去に開催しましたトピックも含め,同じトピックを複数回開催予定であり,各トピックは,個別にご参加可能です。

■内容(予定)

■2019年1月20日(日曜)


  1 導入編
    論理のかたち
    AI(人工知能),判決書,アルゴリズム,医学的診断,自然言語と,論理。
    結論ありきの論理,極論,時間的制約,情報の再構築。
    学習目標

  2 基礎編
    論理学の分野と,主な応用。
    形式論理の体系,記号,文法,推論規則,証明と,各具体例。
    非形式論理と,ロジカル・ファラシー。

  3 応用編
    現代数学,ICTと,論理。
    アインシュタイン,ファラデー,チョムスキーと,論理。
    星の王子さまと,論理。

  4 まとめと,主な参考資料等

■対象者

  • 正しいと思った時も,間違っていると思った時も,根拠を明確に説明する能力を磨きたい方。
  • 論理学を,体系的に理解し,役立てたい方。
  • 論理学の成果が,数理,物理,人文,そして,ICT分野の,共通の基礎であることを,具体例と共に,理解したい方。
  • 日本の教育は,もっと論理学に重点を置くべきだ,と常々思いながらも,よい説得材料が見つからない方。
  • 部下の評価項目に,「論理的思考能力」とあるにもかかわらず,「論理的思考能力」とはなにか,明確に説明できる自信のない上司の方。
  • 学生さんも,参加OKです。論理学は,学生さんのうちに,学んだほうが良いと思います :-)
  • 直前でのキャンセルが続く場合,以後のお申込みをお断りすることもございます。何卒ご理解,ご協力のほど,よろしくお願いいたします。

■主なキーワード(予定)

論理学(Logic),形式論理(Formal logic),整式(Well-formed formula, wff),構文論(Syntax),意味論(Semantics),命題(Propositions),命題論理(Propositopnal logic, Zeroth-order logic),真理値表(Truth table),論理結合子(Logical connectives),推論規則(Rules of inference),証明(Proof),ラムダ抽象(Lambda abstraction),関数の合成(Function composition),形式体系(Formal System),形式文法(Formal Grammar),自然演繹系(Natural deductive system),妥当性(Validity),トートロジー(Tautology),矛盾(Contradiction),健全性(Soundness),完全性(Completeness),一階述語論理(Predicate logic, First-order logic, Quuantificatioal logic),論説の領域(Domain of discourse),述語(Predicates),量化(Quantification),高階述語論理(Higher-order logic, HOL),演繹(Deductive reasoning),帰納(Inductive reasoning),非形式論理(Informal logic),フォーマル・ファラシー(Formal fallacy),インフォーマル・ファラシー(Informal fallacy),人工知能(Artifitial Intelligence, AI),判決書(Judgement, A decision of a court),医学的診断(Medical diagnosis),Haskell(プログラミング言語),星の王子さま(Le Petit Prince),etc.

■開催概要

■ 日時:
  • 2019年1月20日(日曜)12:30-17:30(19:00頃まで,疑問解消&雑談OK!)(12:00開場)
■ 会場:

  CO-CreationLABO   会場案内はこちら   Googleマップはこちら
  〒102-0093 東京都千代田区平河町1-4-3平河町伏見ビル2F

※ドリンク(有料)あり。
※初回参加、メルアドに変更があった方は名刺をいただけると嬉しいです。(利用目的は下記を参照ください)

  • eLVオフィシャルサイト,またイベント告知サイトなどへの掲載目的として,勉強会,交流会風景の撮影を行わせて頂くことがあります.掲載へ不都合が御座います方は,恐れ入りますが運営スタッフまでお申し出下さい.
  • 次の目的で,ご参加のみなさまに関する個人情報を,いただいたお名刺より収集いたします.

    「eLVイベント情報配信」「ニュースレターの配信」「イベント・サービス企画のための調査・分析 」この他,収集目的がある場合は,収集時に通知いたします。

■ Timeテーブル

  2019年1月20日(日曜)

時間内容
12:00 - 12:30 受付
12:30 - 12:35 主催者挨拶
12:35 - 17:00 本編(随時休憩 :-) )
17:00 - 17:30 ディスカッション&雑談タイム
※19:00頃まで,疑問解消OK!
※コーヒー&スナック無料.
※ビール¥250- ¥チュウハイ¥150- 各種ソフトドリンク¥50~用意しております.

 

 

■ITエンジニアコミュニティeLVとは?

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eLVはスキルアップに資する誰でも参加可能なコミュニティです.


※ICTを支える「考え方」シリーズのページ
http://www.elv.tokyo/mindsets/


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※メンターのいる勉強部屋情報はこちらからご覧いただけます.
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