ICTを支える「考え方」シリーズのページ では、シリーズ全体の解説、各トピックの解説と勉強会資料、ならびに、参加者の皆様の声をお届けしています。
本シリーズは、どのトピックから参加されてもOK :-) な構成となっていますので、はじめての方も、ぜひご参加ください。これまでにも、IT業界の皆様だけではなく、学生の方から、(元&現役)大学教授の方まで、多彩な方々、のべ700名様を超える方々に、ご参加いただいています(ありがとうございます!)。
ICTエンジニアが学ぶ、技術的対象というのは、コンピュータの仕組み、ネットワークの仕組み、プログラミング手法、データの符号化、表現や分析手法、プロトコル、アルゴリズム、設計手法、製品知識、技術動向、技術標準、資格試験の過去問、○○指向、○○法、○○シンキング、○○メソッド… すべては、「計算」の本質に基づいた、派生テクニックです。こうすればいいかも、という「答え」です。千差万別の「答え」には、千差万別の「考え方」があります。
一方で、「計算」の本質を捉える「考え方」は、唯一、「状態遷移」だけです。
そのため、全てのコンピュータは、状態(演算結果)の遷移モデル、すなわち、オートマトン、ラムダ抽象、もしくは、圏論の言葉で表現可能です。世界を計算で捉えるための、万物の理論、計算理論の「考え方」を、身につけましょう。
計算理論は、主に、オートマタ理論、計算可能性理論、及び、計算複雑性理論のコラボ分野となります。MITやスタンフォードなど、海外の有名大学では、複数の講義内容が公開されている一方、残念ながら、日本語では、学ぶ機会の少ない理論となっています。
とはいえ、「計算とは何か?」、「コンピュータとは何か?」をシンプルに突き詰めた人類の英知、根本的で役に立つ「考え方」を知らないまま、ICTのプロフェッショナルをやっていたのでは、人生がもったいない、IT業界にいながら、どうして初めからこれを学ばなかったのだろう、と、理解した方は思う、ただし、理解したのはいいけれど、そのパワーを人に説明するのが難しい、計算理論は、そんな理論です。 今回も、内容が盛りだくさんですが、すべては、「世界を計算で表現するための考え方」、というお話になりますので、その点を頭において、お聞きいただければと思います。
そして、まじめな話、人工知能や機械学習を議論するまえに、必須の考え方です。アインシュタインのように謙虚になって、本質を捉えるための考え方から、固めていきましょう。
1 導入編
計算理論の考え方を、自然に受け入れるための洗脳
グラフ、ステートマシン、建築設計マシン、あなたはアンドロイド、離散と連続、
アニメーション、ビデオゲーム、音楽、ラムダ抽象マシン、関数型プログラミング言語、等
2 基礎編
計算理論の考え方を、動機、成果、及び、限界の面から実感
オートマタ理論、計算可能性理論、計算複雑性理論の考え方と、シンプルな具体例
3 応用編
*今回の応用編は、資料の概要説明のみの予定です。基本の理解を優先した結果ですので、ご了承ください。
ICT システムと問題解決
オペレーションズ・リサーチの考え方
ジェネティック・アルゴリズムの考え方
4 まとめと主な参考資料等
グラフ、ステート・ダイアグラム、ステートマシン、離散と連続、アニメーション、ビデオゲーム、ラムダ抽象、関数型プログラミング言語、計算理論(the theory of computation)、オートマタ理論(automata theory)、計算可能性理論(computability theory)、計算複雑性理論(computational complexity theory)、計算(computation)、計算問題(computational problems)、形式言語、形式文法、アルゴリズム、チョムスキー階層、正規表現、正規文法、文脈自由文法、文脈依存文法、反復補題(pumping lemma)、DFA(決定性有限オートマトン)、NFA(非決定性有限オートマトン)、PDA(プッシュダウン・オートマトン)、チューリングマシン、チャーチ=チューリングのテーゼ、還元(reduction)、P vs NP問題、オペレーションズ・リサーチ、ジェネティック・アルゴリズム、etc.
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〒102-0093 東京都千代田区平河町1-4-3平河町伏見ビル2F
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2018年9月20日(木曜)
時間 | 内容 |
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18:30 - 19:00 | 受付 |
19:00 - 19:10 | 主催者挨拶 |
19:10 - 21:20 | 本編 |
21:20 - 最長23:00頃まで、疑問解消OK! | ディスカッション&雑談タイム |
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※ICTを支える「考え方」シリーズのページ
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