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【2018/3/24開催】ICTを支える「考え方」シリーズ:S01 数学の考え方 (圏論編):少人数で納得版

2018.03.06
みなさま!こんにちは!!

今回は、ICTを支える「考え方」シリーズです。

「ICTを支える『考え方』シリーズ」は、どのトピックから参加されてもOK :-) な構成となっていますので、はじめての方も、ぜひご参加ください。これまでにも、IT業界の皆様だけではなく、学生の方から、(元&現役)大学教授の方まで、多彩な方々、のべ530名を超える方々に、ご参加いただいています(ありがとうございます!)。

主催 : eLv

ハッシュタグ :#eLV
募集内容

前払い

9000円(前払い)

先着順
2/5

会場払い

10000円(会場払い)

先着順
2/5

前払いについて

前払いについての連絡先:

(参加者にのみ公開されます)

キャンセル・参加費用の払い戻しについて主催者からの説明:

主催者都合による中止の場合を除き,基本,キャンセルによる払い戻しは受け付けておりませんので,日程をご確認のうえ,お申込み願います.
万が一,急用等でご参加の叶わない場合は,次回無料でご参加いただけます.




お申し込みはこちら



◆少人数で納得版について

「S01 数学の考え方(圏論編)」は、昨年までに6回開催し、各回、31名~45名様のご参加があり、時間は2時間の講義型ながら、「おもしろかった」「新たな発見があった」、とのご意見が90%を超えていた、というありがたい結果を残してはいるのですが、一方で、圏論的な考え方が、ICT業界をリードする設計者、技術者の間、特に英語圏で、既に共通の思考基盤ともいえる重要性を持ち始めていますので、コンサルタント、アーキテクト、デザイナ、プログラマといった、各種設計に関わる人々に、他人事ではなく、自らの思考道具として考えていただけるよう、今回は、少人数で納得版、グループ・ミーティングのような形で、「S01 数学の考え方(圏論編)」の資料だけではなく、随時、「S04 計算理論の考え方」や、「S05-A 物理学の考え方(時空・ベクトル・テンソル編)」等の資料や、デモを参照し、疑問点を解消しつつ、できる限り、圏論的な考えと、ICTとの繋がりに、納得いただくことを目的とした、開催となります。 

◆圏論(Category Theory)について

次世代コンピュータは、集合論ではなく、むしろ圏論に立脚すると見てまず間違いないだろう。そして、そうと意識するかどうかによらず、圏は我々の日常生活にも入り込んでくるだろう。 
― Edward Frenkel (1968- ), Love & Math (2013), 「数学の大統一に挑む」 青木 薫 訳

圏論(Category Theory)とは、数学のさまざまな分野の対象を、矢印(→)の図で示すことによって、統合し、単純化できる、という観点から発展した、シンプルかつ強力な数学の理論です。

ICT分野においては、圏論の矢印を関数と捉えられることから、当初は関数型プログラミングをはじめとした領域で応用されましたが、今世紀に入り、クラウド、ビッグデータ、IoT、AI(人工知能)や、DL(ディープラーニング)の時代において、複雑な要求の単純化と、平行性(Concurrency)の確保に不可欠な「考え方」となり、具体的には、ラムダ抽象、矢印(マップ)とその合成・分解・反転、クロージャー、ファンクタ、モノイド、モナド、遅延評価、参照透過性、不変値、No Side Effect などの「考え方」が、クラウドサービス、プログラミング言語、データ処理設計等、様々な領域で、Googleを筆頭とする、数々の成功例を生み出しており、今後、コンピューティングの基礎を支える理論とされています。

数学理論の純粋な表現は、ICT の設計に、普遍性のある保証をもたらします。いつ、どこで、誰が(何が)実行しても、論理の破綻しない保証です。この保証を得ることで、使えるリソースのある限り、どのような規模の処理も設計可能となります。数学理論の純粋な表現を追求し、ICT業界に多大な影響を与え続けている、関数型言語と、その影響を理解することで、IT技術を牽引する人々が、いわば、理想(数学)と現実(ICT)のギャップを、どのように埋めようとしているのか、その考え方を身につけましょう。

◆ICTを支える「考え方」シリーズとは?

知性の真の姿は、知識ではなく、考えを組み立てる力です。 - Albert Einstein

「ICTを支える『考え方』シリーズ」のページ では、シリーズ全体の解説、各トピックの解説と勉強会資料、ならびに、参加者の皆様の声をお届けしていますので、ぜひ、ご参照ください。本シリーズでは、過去に開催しましたトピックも含め、同じトピックを複数回開催予定であり、各トピックは、個別にご参加可能です。

◆内容

2018年3月24日(土曜)

    今回は、少人数で納得版、ということで、
    「S01 数学の考え方(圏論編)」の資料だけではなく、随時、
    「S04 計算理論の考え方」や、「S05-A 物理学の考え方(時空・ベクトル・テンソル編)」等の資料、
    並びに、デモも参照し、疑問点を解消しつつ、参加者の方々の、より深い理解を目指します。

  1 導入編
    圏論とは
    圏論の「考え方」が重要になったICT的背景、解決すべき問題

  2 基礎編
    集合(Set)、群(Group)、圏(Category)、ベクトル空間(Vector space)、
    ラムダ抽象(Lambda abstraction)、計算理論(The theory of computation)、
    プログラミング言語との関係など
    *PPT資料と、主にHaskell、それから、F#、C#、Excel等を使用したデモを交え、
    *圏論の考え方を体感する試みです。上記言語の知識は必要ありません。

  3 応用編
    ファンクタ、モナド、LINQと、圏論の応用としての考え方

  4 まとめと主な参考資料等

◆対象者

  • 主に、IT技術系コンサルタント、ソフトウェア・アーキテクト、プログラマ(言語不問)、データ処理のデザイン・分析に関わる方、もしくは、これらのプロを目指す方。
  • 圏論の考え方について、興味があるけれども、学ぶきっかけの無い方。
  • C++、C#、Javaといったオブジェクト指向プログラミング言語に、近年次々と導入されてきた、ラムダ(匿名関数)を核とした変化や、並列分散処理(Google MapReduce処理等)設計の基礎となる考え方など、ICT業界における、圏論の影響を知りたい方。
  • ラムダ、マップ、クロージャー、モノイド、ファンクタ、モナド、平行性(Concurrency)、MapReduce、参照透過性、不変値、遅延評価、No Side Effect、といったキーワードについて、まとまった理解をしたい方。
  • 関数型プログラミング言語初心者の方(デモにHaskellとF#を使用予定です。言語の勉強会ではありませんが、関数型プログラミング言語の理解に役立つ、基礎知識になります。)。
  • 豊富なデモとシンプルな説明を用意していますので、文系の方もウエルカムです。
  • 学生さんも、参加OK。

◆主なキーワード

集合(Set)、クラス(Class)、群(Group)、圏(Category)、マップ(Map, Morphism, function, 射)、ベクトル空間(Vector space)、ドメイン(Domain)、コドメイン(Codomain)、ラムダ抽象(Lambda abstraction)、エンドウマップ(Endomap)、アイデンティティ要素(Identity element)、アイデンティティマップ(Identity map)、合成マップ(Composite map)、アイデンティティ規則(Identity property)、アソシエイティヴ規則(Associative property)、モノイド(Monoid)、ファンクタ(Functor)、自然変換(Natural transformation)、モナド(Monad)、不変値(Immutable value)、参照透過性(Referential transparency)、遅延評価(Lazy evaluation)、No Side Effect、LINQ、MapReduce、平行性(Concurrency)、etc.

■開催概要

■ 日時:
  • 2018年3月24日(土曜)13:00-17:30(最長18:30頃まで疑問解消OK!)(12:30開場)
■ 会場:

  CO-CreationLABO   会場案内はこちら   Googleマップはこちら

  〒102-0093 東京都千代田区平河町1-4-3平河町伏見ビル2F
  ※受付時にお名刺を1枚ご用意願います。※コーヒー&スナック無料。

■Timeテーブル

  2018年3月24日(土曜)

時間内容
12:30 - 13:00 受付
13:00 - 13:10 主催者挨拶
13:10 - 17:00 本編(随時QA、随時休憩 :-) )コーヒー&スナック無料
17:00 - 最長18:30頃まで、疑問解消OK! ディスカッション&疑問解消タイム

 

■ITエンジニアコミュニティeLVとは?

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※ICTを支える「考え方」シリーズのページ
http://www.elv.tokyo/mindsets/


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